女性泌尿器科
膀胱炎
症状
- 何度もトイレに行きたくなる
- 排尿後に痛みがある
- 残尿感
検査・治療
過活動膀胱
症状
- 急に尿意を我慢できないような尿意がおこる(尿意切迫感)
- トイレが近い(頻尿)
- 夜中に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
- 急に尿をしたくなり、トイレまで我慢できずに漏れてしまう(切迫性尿失禁)
検査・治療
尿失禁
症状
腹圧性尿失禁
- 咳やくしゃみでもれる
- 立ち上がった時にもれる
- 歩いている間やジャンプをするともれる
切迫性尿失禁
- トイレに間に合わずもれる
検査・治療
痛み・副作用を伴わない頻尿・尿失禁のための治療器です。
- 治療時間は20分程度です。
- 着替えの必要はありません。
- 治療による副作用、痛みはありません。
- 性別を問わず使用でき、保険適応保険適応です。
- こんな事でお困りの方はこの治療法の対象となります。
- くしゃみ・セキをした時におしっこが漏れる。
- 重いものを持ったり、走ったときにおしっこが漏れる。
- おしっこをしたくなった時トイレまで我慢できずに漏らしてしまう。
頻尿・尿失禁でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
性感染症
血尿・蛋白尿
血尿は尿中に赤血球が混ざった状態です。肉眼で見て分かる肉眼的血尿と、試験紙法による尿潜血、顕微鏡でみないと分からない顕微鏡学的血尿に分けられます。出血している部位が腎臓のろ過装置である糸球体か(糸球体性血尿)、尿路結石症、腫瘍などの糸球体以外の部位か(非糸球体性血尿)を調べる必要があります。蛋白尿は尿管や膀胱などに異常があって出血したりする場合でも見られますが、主に腎臓で尿がつくられる過程で糸球体に障害がある場合に認められます。
原因
- 腎臓
腎臓結石、腎細胞がん、糸球体腎炎(腎臓の糸球体に炎症が起きている)など。
- 腎盂・尿管・膀胱
腎盂腎炎や膀胱炎などの尿路感染症、尿管結石や膀胱結石などの尿路結石、腎盂尿管がん、膀胱がんなど。
- 前立腺 前立腺肥大症、前立腺炎、前立腺がんなど。
検査
- 尿検査
試験紙で尿糖、尿蛋白の有無を、顕微鏡で赤血球、白血球、細菌などを観察します(当院で施行可)。糸球体からの血尿では変形赤血球(写真1)が見られ、均一赤血球(写真2)が多く見られる場合は尿路感染症、尿路腫瘍、尿路結石症などが考えられます。
- 尿細胞診
腎盂尿管、膀胱や尿道の剥がれた細胞が尿に含まれています。その細胞を観察することで癌や炎症性疾患を調べます。
- 血液検査
尿蛋白を認める、顕微鏡で変形赤血球を認めるなど、糸球体疾患が疑われる場合に行います。また、男性では前立腺癌を調べるために前立腺特異抗原(PSA)を調べることがあります。
腎臓、膀胱、前立腺などを観察します。痛み、レントゲン被爆はありません。腫瘍、尿路結石など血尿の原因となるものを鑑別できます。なんらかの疾患が疑われた場合には、痛みの少ない軟性膀胱鏡、CTやMRIを行います。
夏に急増!汗や脱水が「膀胱炎」の原因に!?
夏場になり多くなる泌尿器系の病気に膀胱炎があり、特に女性に多くみられます。膀胱炎は、大腸菌などの細菌が尿道を通って膀胱に入り込むことで起こります。女性は男性に比べて尿道が短く、膣や肛門との距離が短いために起こしやすいと考えられます。
また夏場に多い原因は尿の量が少なくなることにあります。十分な尿量があれば排尿することで細菌を排出することができますが、尿量が少なくなることで膀胱に残った細菌が繁殖します。クーラーによる下半身の冷え、夏バテによる抵抗力の低下も膀胱の細菌増殖につながります。
頻尿、残尿感、排尿時の痛みなど、膀胱炎かもしれないと思ったらすぐに泌尿器科を受診されることをおすすめします。ご自宅でできる対処法としては、水分をたっぷりとることです。尿量が増えれば細菌を洗い流す効果がありますので、症状が軽減する可能性があります。ただ、それでも症状が改善しない場合は早めに泌尿器科を受診して下さい。
膀胱炎をこじらせると、38度を超える高熱、背部痛を伴った腎盂腎炎になる可能性があります。腎臓と膀胱をつなぐ尿管から細菌が腎や腎盂に到達することにより発症します。時に敗血症などの生命にかかわる重篤な状態に移行することもあります。特に女性は膀胱炎に慣れっこになり放置してしまっている方も多いと言われておりますので、ご注意ください。